仏教の教典である【涅槃経】の ”14 ”には、
「従牛出乳、従乳出酪、従酪出酥、従生酥出熟酥、従熟酥出醍醐、醍醐最上、若有服
者、衆病皆除」
とあります。
これは
「牛より乳を出し、乳より 酪を出し、酪より 生酥を出し、生酥より 熟酥を出し、熟酥より
醍醐
を出す。醍醐は最上なり。もし服する者あらば衆病皆除く。」
と言う意味で、そのあとに、
「あらゆる諸楽ことごとくその中に入るがごとく仏もまたかくのごとし。」
と続きます。
いきなり何を言い出したのかと思われましたか?
酥とは蘇なのです。
醍醐味という言葉の元となった醍醐とは、蘇から作られたものなのです。
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